新築やリフォーム、中古物件の購入
住まいを手に入れるために必要になってくるのはやはり「お金」になってきます。
その際、住宅ローンを組む方が殆どだと思います。
住宅ローン組む際に必ず考えなければならないことは「資金計画」です。
今回は資金計画を組むにあたり、大切なポイントをお話ししていきたいと思います。
・土地の場所を考えてみましょう。
資金計画を考える時の項目は
・土地価格
・建物価格
・外構工事
・家具、家電、エアコン、カーテンなど
・引っ越し費用
・地鎮祭、上棟式費用
などの項目があります。
この中で一番重要なのはどの項目でしょうか?
薄井工務店では、「土地価格」が重要だと考えています。
子どもの学校までの距離や通勤距離、利便性を考えると、どうしても譲れない部分が出てくると思いますが、
一度、読んででみて下さい。
仮に総予算が3,000万円だとして1,000万円の土地を検討しているとします。
そうすると、
3,000万円-1,000万円=2,000万円
残り2,000万円が他の項目に振り分けられる金額になります。
しかし、500万円の土地にするとどうでしょうか?
3,000万円-500万円=2,500万円
残り金額は2,500万円となり、建物に振り分ける金額が増えることになります。
土地は町の中心地に近いほど高くなりますが、逆に郊外の方は低くなる傾向にあります。
車を持っている方や、町中にそこまでこだわりが無い方は、これらのことを踏まえて探してみるのも一つの手だと思います。
・借りれる金額=借りてもいい金額 ではない
事前審査を受けた際、現在の年収や他の借入状況を加味して、ローン総額が提示されると思います。
しかし、気を付けなければならないのは、この提示された金額は"現状で借りてもいい金額"であって、"無理なく返済できる金額"ではない、という事です。
"無理なく返済できる金額"ってどういうこと?
疑問を持った方もいると思います。
アパートやマンション、貸家に住んでいる方は月々の家賃と照らし合わせてみましょう。
もし、月々7万円程度の家賃ならば、住宅ローンの返済額も同じくらいの金額にすれば、生活が急に苦しくなったりはしないはずです。
ここで一つ例を出してみます。
アパート家賃:7万5千円
ローン総額:3,000万円
固定金利 35年 金利1.5%
この条件での月々返済金額は91,855円になります。
※固定金利についてはこちらのページで説明しています。
この金額で借りてしまうと家賃の返済額よりも1万5千円程多くなっています。
「仕事を頑張って年収が上がれば返済にも余裕が出てくるよ」と考える方もいると思いますが、
それに合わせて、こどもの成長や地域の行事など出費も大きくなってきます。
楽しく家造りをしていても、将来の生活が苦になってしまっては意味がありません。
そうならないためにも最初の資金計画が重要になります。
では、月々の返済額を抑えるにはどのようにすればよいのでしょう?
主な方法としては以下の方法があります。
・借入金額を少なくする。
ローン総額を2,500万円にすると月々70,571円になります。
・金利が低い銀行で融資してもらう
金利を1%として計算してみると、月々返済額は84,685円となります。
金利が0.5%下がっただけで、5千円以上の差が出ていることが分かります。
・自己資金を確保する。
ローンとして借りる金額にのみ金利が発生するので、不足分を自己資金で補えれば月々の返済額を低くすることは可能です。
しかし、無理に貯金から工面すると、いざという時のお金が不足してしまう可能性があるので、十分に検討する必要があります。
銀行によってルールは異なりますが、その中で自分たちの条件に合ったプランを見つけることが大事になってきます。
今回のポイント
・土地の価格は郊外部分は低い傾向にある。生活スタイルや交通状況に適した場所を探してみる。
・月々にいくら払えるかのシミュレーションをしっかり行い、それに合わせたローンを組む
資金計画がうまくいかずに悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。
薄井工務店では新築、リフォーム工事の際、資金計画も一緒に行っています。
土地や銀行のご提案もさせていただいておりますので、是非、ご相談ください。